2026/7/24
エアコンの水漏れ・ガス漏れ、本当に原因はそれですか?

こんにちは。リキヒサデンキです。
夏になると一番多いお問い合わせが、
「エアコンから水が垂れてきた!」
「冷えないからガス漏れですよね?」
というご相談です。
実は、この2つは意外と奥が深いんです。
少しだけ裏話を交えながらご紹介します。
水漏れの原因① 裏ドレンからの水漏れ
現場で意外とよく遭遇するのが、
「裏ドレンからの水漏れ」です。
表から見ても原因が分かりにくく、
「ドレンホースは詰まっていないのになぜ?」というケースも少なくありません。
エアコンを分解して初めて原因が分かることもあり、
私たちも「あ、今日も裏ドレンか…」となることがあります。
実は、エアコン修理をしている人なら一度は経験する、よくある水漏れの一つです。

こちらの写真、この溝が裏の結露水を前に持ってくる役割をします。
しかし、こちら写真ではわかりずらいですが詰まっているんです。
動画でお見せしますね
カビがスライム状になり詰まらせているんです。
こうなると水がポタポタです。
通常のクリーニングだけではこちら取りきれません。
それなりの分解知識が必要です。
水漏れの原因② 施工不良
設置時の施工が原因で水漏れすることもあります。
代表的なのが、
ドレンホースより室内機の方が低く設置されているケース。
本来、水は高い所から低い所へ流れます。
ところが室内機の方が低いと、水がうまく流れず逆流して室内へ漏れてしまいます。
「昨日まで普通だったのに…」
という場合でも、建物の傾きや固定金具のゆるみなどで症状が出ることがあります。

ホースが一度下に行き少し上の穴に入っています
「たかがこれぐらいの高さで?」って感じでしょうが
水は上には上がりません
これは完全に施工不良です。
エアコンの付け替えが必要になります。
「冷えない=ガス漏れ」ではありません
「冷えないのでガス漏れですよね?」
というお問い合わせも非常に多いです。
もちろんガス漏れの可能性もありますが、
実際には、
ガス漏れ
詰まり
室外機の異常
センサー異常
電子基板
膨張弁
ファンモーター
熱交換器の汚れ
など、原因はさまざまです。
人間で言えば「熱がある=風邪」と決めつけられないのと同じです。
まずは正確な診断が大切になります。
ガス漏れにもいろいろなシチュエーションがあります
一口にガス漏れと言っても、漏れる場所はさまざまです。
例えば、
室内機の接続部
室外機の接続部
サービスポート
配管途中
熱交換器(室内機・室外機)
原因によって修理方法も費用も大きく変わります。
そのため、当店ではいきなりガスを補充するのではなく、
「どこから漏れているのか」
を確認してから修理を進めています。
ガスは魔法の液体ではありません。
補充しても漏れたままでは、また減ってしまいます。
こちらはガス漏れ検知器による点検です。
ガス漏れ箇所を発見できます。
機械の故障はメーカー対応になる場合があります
診断の結果、
基板
コンプレッサー
電子膨張弁
センサー
などの機械部品の故障だった場合は、
部品にもよりますが、メーカー対応をおすすめするケースがあります。
メーカーでしか入手できない部品や、専用の診断機器が必要な修理もあるためです。
「何でも修理できます!」
と言いたいところですが(笑)、
お客様にとって一番良い方法をご案内することを大切にしています。
最後に
エアコンは見た目はシンプルでも、中身は精密機械です。
水漏れにもさまざまな原因があり、冷えない原因もガス漏れだけではありません。
だからこそ、
「とりあえずガスを入れる」
「とりあえずクリーニングする」
ではなく、原因を一つひとつ確認しながら診断することが重要です。
リキヒサデンキでは、原因をしっかり見極め、お客様に分かりやすくご説明したうえで、最適な修理方法をご提案しています。
エアコンの水漏れや冷えない症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。